2008年2月16日土曜日

大雪




今年の中国のお正月は2月7日でした。お正月前の2月2日は杭州でも30センチの雪が積もりました。この冬は、中国の中南部に50年ぶりの大雪が降って、旧正月の帰省ラッシュの時期も重なって、各交通機関が大混乱しました。中国の北部と南部をつなぐ電車やバスがストップし、帰省できない人がとても多かったようです。華南の広州駅では、50万人ぐらいの人が切符を買いたくて、並んでいたようです。上海や、この杭州では、高速道路がストップしたり、空港が閉鎖されたり、ほとんどの長距離バスと電車が運休して、帰省客と物資の流通に大きな影響がでました。


当社の社員も、半分以上の人が乗車予定のバス、電車が運休し、代わりの切符が入手できず、帰省を断念しました。本当にかわいそうでした。


中国の人にとって、お正月を家族で過ごせないということは、大変なことなのです。


私もこの旧正月前後の休暇で、杭州空港から日本に戻りましたが、実際に飛行機に乗るまで、果たして出発できるのかどうかわからない状態でしたし、飛行機に搭乗後も、滑走路の手前で、3時間じっと待って、ようやく離陸してくれました。


福井出身ですので、雪はめずらしくありませんが、こちらは、スノータイヤもありませんし、除雪体制もしっかりしておりませんので、本当にどうなるかわからないという感じでした。


でも、市街地は大雪の当日に軍隊が出動してスコップなどで除雪作業を行い、一晩できれいになり、びっくりしました。


本当に思い出に残る大雪の体験ができました。